中小機構 モール活用型 EC マーケティング支援事業募集

事例集

畳を知る外国人をターゲットに越境ECで販売 画像を活用し利用シーンをイメージさせる

企業名
株式会社TATAMISER
代表者
淡路 光彦
事業内容
畳関係商材の販売
越境EC サイト
https://japanese-tatamimat.com/
国内で生産された高品質のイグサ畳を販売しています。越境ECではへりのない正方形の畳を販売し、フローリングの床等に並べてすぐに楽しむことが出来ます。色違いで並べることにより、いつものお部屋が手軽におしゃれな畳のある空間になります。畳を使ったグッズも販売しています。

越境ECを始めようと思ったきっかけ
外国人が日本の畳を購入できる場所がなかった

以前から畳の卸売りをしておりましたが、国内の畳市場の縮小や、業界の高齢化、事業承継の問題を目の当たりにし、新たな取り組みとして海外へ挑戦する必要性を感じていました。

外国人が畳を欲しいと思った時にどこで買うのだろうと思いインターネットで検索してみると、日本人が売っている畳がありませんでした。それをチャンスと捉え、中小機構の補助金を活用し越境ECに取り組み始めました。

越境ECに取り組む上で工夫した点
写真を積極的に活用し、利用シーンをイメージさせ購買につなげる

プロモーションに関しては、当初facebook広告、GoogleAdwords、twitterなどを行いました。また、現在取り組んでいる写真共有サイトPinterestがインテリア関連の商品に相性がいいように感じています。購入者が実際に商品を使っている写真をPinterestに掲載し、商品イメージや使い方の訴求を行っています。アクセス数が伸びているので積極的に活用していきたいと考えています。

サイト作りについては、商品説明文に力を入れました。外国の方は畳を知らない方がほとんどですが、ターゲットは訪日経験があるなど、すでに畳を知っている方を対象にしています。なぜならば実際にサイトを訪れて購入してくれる方のほとんどは、すでに畳を知っている、体験したことがある方だと考えたからです。そういった方々がさらに畳の魅力を知り、納得して購入してくれるような説明文になるように、厳選した翻訳者の方に依頼し制作をいたしました。

実際に取り組んでみて難しかった点
ドメイン問題により検索で苦戦、顧客対応は体制強化も視野

当初、インターネット検索でなかなか上位に表示されず、自然検索でのアクセス数が1日に1〜2件しかありませんでした。その後「.jp」ドメインが問題であることに気がつき、半年ほど経ってから「.com」ドメインに変更しました。

海外のお客様からのお問い合わせにはGoogle翻訳等を使いながら対応しています。ある程度は問題なく対応できるものの、商品の魅力を伝えるニュアンスが伝わらないこともありました。今後語学が出来る方に入ってもらうことで、問い合わせ対応に加え、購入者へのヒアリングなども実行していきたいと考えています。

本事業で良かった点

費用負担の軽減につながり大変ありがたかったです。また費用面だけでなく、補助金事業の一環で中小機構が開催したニューヨークでの展示会のおかげで実際に現地のお客様とつながることができました。

補助金事業のスケジュールはタイトでしたが、その期間で集中して越境ECに取り組むことが出来たので、結果として間延びせずに良かったと思っております。

今後の方針

東京オリンピックの開催も控え、海外の人に日本への興味を持ってもらえる時期なので、この機会を生かして畳の文化を伝えられるようにしていきたいです。

海外に発信・販売することで違った需要が見えたので、新しい市場が見つかると思っています。だからこそネットショップを柱に積極的に海外向けの販売はしていこうと思っています。今後も引き続きプロモーション等も行っていきたいです。

専門家の意見

商材としても日本ならではのものなので、なぜそれを購入したのか、どんなシーンで使っているのかを、お客様に聞いて理解を深めると色んなページの作り方や商品企画などに展開できると思いました。またプロモーションについては、「tatami mat」でWEBで月間12100ほど検索されており、ニーズはある程度あるので、そこを獲るためのSEO対策と、海外で主流になっているGoogleのショッピング広告を活用していくと、さらなる成果が期待できそうです。(中小機構 販路開拓支援アドバイザー:村田)