中小機構 モール活用型 EC マーケティング支援事業募集

事例集

ジャパンブランドの製品を世界へ 出来ることは全て内製でチャレンジ

企業名
Sirius Japan合同会社
代表者
木歩士 一成
事業内容
ハードウェア製造・小売
越境EC サイト
http://mall.siriusjapan.com/en/
PC関連製品をECで販売。主な商材としてPCメモリー、SSD、防水カメラ、USBなどを取り扱っております。

越境ECを始めようと思ったきっかけ
海外からの問い合わせ増がきっかけ。米国に子会社も設立

ジャパンブランドの半導体を含むPC関連製品の開発製造・卸売・小売販売をしています。以前は国内販売がメインでしたが、海外から問い合わせが増えてきたため、越境ECに取り組み始めました。まずは北米から開始しようと決意し、販路開拓や海外代理店責任者への信用担保のため、同時に米国子会社も作りました。

越境ECに取り組む上で工夫した点
初心者の方もターゲットに。自社で対応できる部分は積極的にチャレンジ

webサイトや商品写真、プロモーション動画などは自社で制作しました。外注してしまうことで、自社の商品の強みや、ターゲットがぼやけてしまう恐れがあると考え、直接お客様に触れる部分は、完璧なものではなくてもいいので、内製で行いました。

今までメモリの増設等を行ったことが無いような方もターゲットとしており、心理的なハードルを下げるため、商品とはあまり関係ない自社のオリジナルキャクターを敢えてフィーチャーしたり、初心者にも優しい説明書の作成を心がけました。また、WEBフォームからお申込いただいたお客様には有償で商品とパソコンに互換性があるか事前に確認するサービスも提供しています。互換性についてはよくお問い合わせがあるので、こちらのサービスに誘導することで、購入意欲の高いお客様に効率的に対応することが出来ています。

リピーター獲得のため、商品には企業や商品紹介のカードやパンフレットを同封するようにしています。PCメモリーを購入いただいた方にはSSD※のパンフレットを同梱することで、固定客をつかむ取り組みをしています。

※記憶装置として半導体素子メモリを用いたストレージとして扱うことのできるデバイス

実際に取り組んでみて難しかったこと
いかにしてB2Cを推進していくかが課題

ニッチな商品なので、狭い市場でいかに取りこぼさずに集客するか、固定客をいかに作るか、B2B主流の中でいかにB2Cで商品を浸透させるかが課題になっています。

在庫調整が難しく、一度予約注文でお金を先にもらっていた状態で、1ヶ月間待たせてしまったことがありました。

本事業で良かった点

費用を2/3補助していただいたので、予算を当初予定より3倍で組めるため助かりました。また補助金に採択されたことで金融機関からの融資を受けやすくなったことや、意外な効果だったと思います。期日があることで集中して取り組め、モチーベーションも上がりました。

今後の方針

今後の方針として、各国別独自ドメインECサイトを作ろうと考えています。すでにebay、amazonには取り組んでいるので、モールはプロモーションの一環の位置づけで取り組みを続けつつ、自社サイトをメインで進めていきたいと思っています。

売り上げ次第では人員増強も視野に入れています。これまではコンテンツ作成、翻訳等を各国のパートナーと連携して解決していました。今後対象国を広げていく際に、税や法律の違いによる問題が生じてくると思います。これまではノウハウの蓄積等の面から自社で対応することが多かったのですが、いずれはパートナーとして専門家の協力を得る必要性が出てくると考えています。

専門家の意見

海外相手になると、なかなか動きが遅くなってしまいがちな事業者・経営者が多い中、習うより慣れろの精神、いい意味での見切り発車で、スピード感を持って取り組まれているのがすばらしいと思います。取り組み方・姿勢という点で、今後後に続こうとする企業や経営者の方にとって、とてもいいモデルだと思います。(中小機構販路開拓支援アドバイザー:横川)