中小機構 モール活用型 EC マーケティング支援事業募集

事例集

越境ECで豊富なラインナップを取り揃え、海外のファンの需要にこたえる

企業名
株式会社北澤企画事務所
代表者
松渕 健二
事業内容
オリジナルバーツール制作・販売
越境EC サイト
https://bar-times-store.tokyo/
日本のバーツールを販売しています。日本のバーツール類はクオリティが高く、世界で高い評価を受けています。越境ECサイトではそんな高品質な日本のバーツール類を多数取り扱い、世界のバーテンダーから購入いただいています。

越境ECを始めようと思ったきっかけ
バーイベント参加で海外からの問い合わせ増加がきっかけに

元々飯田橋の実店舗や、国内向けのネットショップで日本のバーツールを販売していました。バー関連のイベントに参加することで自社の商品の露出が増加。リアル・ネットともに海外の人からの問合せが増え、手ごたえを感じていました。日本のバーツールの品質の高さは海外の方にも認められており、そのような海外の方の需要にこたえるため越境ECを検討し始めました。

工夫した点
サイト上に豊富なラインナップを取り揃える。日本製の魅力を画像で訴求

集客手段として、リスティング広告やfacebook広告を行いました。広告の結果を分析してみると、サイトへの訪問者はfacebook経由の方が非常に多いことが分かりました。お客様からのお問い合わせは、自動翻訳の英語やパートナー翻訳者と協力しつつ、やり取りをしています。業務のアウトソーシングは行っていないので、運営フローを確立して効率的な運営を目指していきたいです。

日本製のバー用品が高品質であるという認識は世界で広がっているため、越境ECサイト上では関心を持って訪問した方のために、豊富な商品ラインナップを揃えました。また日本製特有のディテールへのこだわりを紹介して興味を惹かせるため、画像を活用しながら魅力の訴求を行っています

上記の取り組みの成果もあり、現在ではアメリカ、台湾、香港を中心にご購入いただいており、リピーターの方もいらっしゃいます。

実際に取り組んでみて難しかった点
課題はお問い合わせへのレスポンスタイム 物流やヒアリングも改善を目指す

海外からのお問い合わせについて、海外のパートナーの翻訳者との関係もありレスポンスタイムに課題があります。ロシアからも需要がありますが、言語問題により対応が難しく、現状は英語のお問い合わせのみ対応している状況です。

取り扱い商品の中にはガラス製の商品もあり、注意して梱包してはいるものの、物流の途中で割れてしまうといったこともありました。

購入者に対して、商品をどこで知ったのか、なぜ購入したのか調査するためにメールでアンケートを実施し、お答えいただいた方には、次回購入時にプレゼントを贈っています。しかし反応が少なく、情報の入手が難しくなっています。

本事業で良かった点

補助金事業に採択される前のネットショップは、外国人向けのお土産サイトに商品を掲載したり、費用をかけずに制作したサイトを利用しておりましたが、使い勝手が悪く、訪問者に信頼できるサイトだという印象を持たれていないのではないか、と心配しておりました。今回の補助金でしっかりとした越境ECサイトを作ることが出来ました。

また広告宣伝費も補助の対象になっているのはありがたかったです。

今後の方針

WEB上のプロモーションは今後拡充をしていこうと考えています。しかし、ただ単に予算をかけるのではなく、データを分析しながら効果的なプロモーションを行っていければと思います。

現在は自社サイトのみ運営をしています。中国へ進出する場合はモールを活用しようと思いますが、高額な費用やニセモノの問題がネックになっています。日本のサイトで日本から発送される商品ということがひとつのブランディングになると考えているので、しばらくは自社サイトを中心に販売を続けられればと思います。ブランドイメージが世界で認知され始めたら、モールへの出店を検討しようと思います。

専門家の意見

市場がニッチであることに加え、比較的すぐに売れるアイテムもロングテールなアイテムも、製品の品質の良さ自体がプロモーション効果を持っているので、ファン(リピーター)をいかに長くつなぎとめていくかに注力して行けば、高い継続性と、将来的には市場の中心プレイヤーになっている可能性があります。価格表示、梱包の工夫、アフターサービスの充実化を既にお考えでしたので、この部分が完成に近づけば、より化ける可能性があると感じました。(中小機構 販路開拓支援アドバイザー: 横川)